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室伏広治【可能性の追求】

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今回は、ハンマー投げオリンピック金メダリスト 室伏広治 の逸話を紹介します。

この記事を読んでほしいのはこんな人
効果的なトレーニングをしたい人
日本人史上最強のアスリートを知りたい人
室伏広治が好きな人

目次
室伏広治 の超絶エピソード3選
室伏広治 はココがすごい!
管理人のひとりごと
室伏広治 の経歴

室伏広治 の超絶エピソード3選

① 生後6ヵ月で懸垂

生後5ヵ月で腹筋運動をし、生後6ヵ月で棒にぶら下がった状態で腕を曲げて体を引き付ける「懸垂」をすることができた。
赤子のころからそのポテンシャルをいかんなく発揮しているといえる。

② ビーチフラッグスで短距離走金メダリストに圧勝

総合的な運動能力が突出している室伏広治は、TV番組「スポーツマンNo.1決定戦」で110mハードルオリンピック金メダリストや100mの元世界記録保持者に圧勝している。
瞬発的な走力がとてつもなく高く、元400mハードルの為末大に「30m走ならウサイン・ボルトより早い」と言わしめている。

③ 30年以上前から独自に体感トレーニングを取り入れていた

今となっては当たり前になった「体幹」という言葉は、当時はあまり浸透しておらず、周りはなぜ室伏がそのようなトレーニングをしているのか懐疑的だった。
室伏は30年以上も前から体幹トレーニングの重要性に気付いていたのだ。

室伏広治 はココがすごい!

父はアジアの鉄人こと室伏重信。母はハンガリー系ルーマニア人でオリンピックやり投げルーマニア代表。
そんな両親の下、室伏広治はアスリートになる宿命を背負ってこの世に誕生した。

小学生のころから室伏広治の運動神経は超越しており、1年生で立ち幅跳び1m90cmを記録。
6年生の平均が1m85cm程度であることからも、その絶大なポテンシャルを感じることができるだろう。
中学生になるとゴルフやテニスなど多くのスポーツを経験し、最終的に陸上を選ぶこととなる。

高校生のころから専門種目としてハンマー投げに取り組むと、案の定、高校新記録を塗り替えるほどの活躍で、インターハイ2連覇を達成した。
大学時代はインカレ4連覇や日本選手権優勝を経験し、必然的に主戦場が国際大会へと移り変わっていく。

その後は世界陸上やオリンピックで世界の強豪と幾多の戦いを繰り広げ、2001年世界陸上エドモントン大会銀メダル、2004年アテネオリンピック金メダル、2011年世界陸上大邱大会金メダル、2012年ロンドンオリンピック銅メダルを獲得。
2016年6月に競技生活を引退するまで、日本人の投てき選手として世界のトップで活躍し続けた。

そんな偉大な記録を残してきた室伏を語る上で欠かせないのは数々の伝説的なエピソードだ。

ハンマー投げの室伏は、高校時代にやり投で国体に出場し準優勝している。
全くの未経験にもかかわらず、試合前に駐車場の石を投げて練習し、結果準優勝である。
この大会1位の選手の記録が国体新記録であったため、年が年なら優勝も十分あり得ただろう。

大学時代には東京ボブスレー・リュージュ連盟が行ったトライアウトに参加し、全種目(60m走、20m走、立ち五段跳び、ベンチプレス、スクワット)で満点を出して1998年長野オリンピック日本代表候補に選出される。
しかし、室伏はハンマー投げに集中したいがために冬季オリンピック出場を断念している。
オリンピックの夏冬出場といえば、スノーボードとスケートボードの二刀流で話題になった平野歩が有名であるが、室伏も十分そのポテンシャルを秘めていたのである。

そして、TBS放送の「最強の男は誰だ!壮絶筋肉バトル!!スポーツマンNo.1決定戦」には過去6回出場。
先に紹介した、ビーチフラッグスだけでなく、重さ10kgのタルを投げ上げて、越えた壁の高さを競う競技では、アトランタオリンピックハンマー投げ金メダリストやロンドンオリンピックハンマー投げ金メダリストらの記録を上回り、8m25cmの世界記録を持っている。

番組スタッフが「室伏はレベルが凄すぎてオファーをかけられない」「スポーツマンNo.1決定戦と言っているが、No.1は室伏で決まっている」と語っていたという噂は間違いではなさそうだ。

管理人のひとり言

室伏広治は、日本人史上最強のアスリートといっても過言ではない。
多くの専門家や著名人が室伏の能力に驚愕してきた。

圧倒的な才能やセンスが生まれながらにして備わっていたことに関しては疑いの余地はないだろう。
しかし、本当に凄いのは室伏のトレーニングにある。

ハンマー投げはパワーのスポーツだ。
自らの身体を軸にして7.26㎏の鉄球を高速回転させ、最大で400㎏以上の負荷に耐え、80m以上先まで投げ飛ばす。
大きな体と強靭な肉体が必要なのだ。

しかし、室伏は高い技術力で世界と渡り合ってきた選手である。
室伏は世界平均より20㎏ほど体重が軽い。
そのため、回転中は普通の選手に比べ身体の傾きをより斜めに倒すことでバランスを保っている。

さらに、投げるまでの回転数は通常3回転のところを室伏は4回転して投げる。
回転数が増えればその分バランスを崩す確率が高くなり、より高度な技術が必要になるが、回転数が多いほど回転スピードが高速になり、爆発的なエネルギーをハンマーに伝えることができるのである。

それらを可能にしたのは、室伏が自身で考えたトレーニングの積み重ねである。

丸太を担いでスクワットしたり、棒に鎖で重りを繋いだ器具を使って筋肉を鍛えたり、紙風船を使って体幹を鍛えたり、風変わりなトレーニングを真剣に繰り返し行ってきた。

室伏は、ただ肉体を鍛えるだけではなく、身体の使い方を磨くトレーニングを実施していたのだ。
あえて不規則な動きや、バランスの悪い器具を使用することで、瞬間的に誤差なく思い通りに動く身体を手に入れることができるのである。

そのようなトレーニングをする中「自分の可能性を追求するのは楽しい」と室伏は言う。
この考え方は何事にも応用が利くと思う。

しっかりと自己分析すると、自分の得意なことや苦手なことが分かってくる。
そしてその先には、自分の可能性を広げるための手段やすべき行動が見えてくるはずだ。

可能性を広げるために必要なのは、苦手の克服か、長所を伸ばすことか、新しい経験なのか。
何にせよ、そのときに「自分の可能性を追求するのは楽しい」と思うことができたら、それこそが充実した人生なのだと私は思う。

室伏広治 の経歴

coming soon

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